この記事では、ダイソーのジェルインソールのレビュー記事です。また、現状最高のEVAカップインソールと比較し正直にレビューいたします。
ダイソーのインソール売り場でひときわ目立つ、箱入りのジェルインソール。
お値段は税抜300円とインソール売り場の中では強気設定。この商品は本当に買いなのか否か、インソールマニアが正直な感想をお伝えします。
結論(まえがき)
まず、端的に結論を申し上げますと、この製品は利用者を選ぶ製品に思いました。
人それぞれ、使いのインソールに求めるものは異なりますが…
特定の方ならば“あり”ではないでしょうか!?
では、その理由や特定の方について次の章から記載していきます。
ジェルインソールについて
製品概要
製品名 |
ジェルインソール for Sports |
製造元 | (株)大創産業 |
価格 | 300円(税抜) |
その他 |
材質: 売り場: |
TPE(熱可塑性エラストマー)は、合成ゴムと熱可塑性樹脂の間を埋める素材として注目されている材料です。 加熱すると流動するため、容易に熱可塑性樹脂と同様の成形加工が可能であり、常温ではゴム弾性を示します。
引用出典:JSR株式会社
内容物は、インソール2枚のみでした。
写真ではわかりづらいですが、ジェル部分にフィルムが貼付されています。
開封・製品の詳細チェック
製品の特長と使用方法
製品の特長
- ジェルの力で衝撃を吸収。
- アクティブな活動をサポートする。
- カットでき、サイズが自由。
使用方法
- 裏面フィルムを剥がします。
- 靴のサイズに合わせてカットします。
- 生地を上にして靴に入れます。
- 少しずつ切りながら調節をしてください。
お手入れ方法と使用上の注意
お手入れ方法
- 使用後は靴から取り出し、陰干ししてください。
- ジェル面が汚れた場合は、ぬるま湯で洗い、陰干ししてください。
使用上の注意
- 血行障害・糖尿病の方、脚部・腰部などに痛みや疾患のある方は、医師にご相談の上ご使用ください。
- 刺激、以上を感じた場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談ください。
- ジェル素材の特性上、靴の中敷きの色が製品に染み込んだり、製品に含まれているオイル成分が靴の中敷き部分に浸透する場合がありますが、通常のご使用には差し支えありません。
- 製品の裏面は粘着力があるため製品を剥がす際、靴の素材によっては中敷き、中敷きの色・柄などがはがれる場合があります。
- 靴下や靴の中敷きに色移りする場合があります。
- サイズが合わない場合は使用しないでください。
- ヒールが極端に高い靴に使用しないでください。
- 軟膏薬やボディクリーム等を塗った状態で使用しないでください。
- 湿った状態で使用しないでください。
- 中敷きに凹凸があるもの、布やメッシュ素材の場合は粘着が弱まります。
- 本来の用途以外に使用しないでください。
ジェルインソールの表面裏面の落とし穴
とても重要なことなのですが…
ジェルの面が裏面(底面)で、この起毛の面が表面になります。
これ、私も最初はうっかり逆に使っていました(;^_^A
だってパッケージ見る限り、ジェル面が表面だと思うじゃん!!
使用方法をちゃんと読めば、「生地を上にして」って書いてあるんですよね(-_-;)

▼うっかり逆に使うと、水たまりにはまった靴のような感触と脱いだ時にこんなイライラが待っています。▼

ジェルの違い
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やわらかく低反発 | かためで高反発 |
ジェルインソールの良い点・悪い点
良い点
- しっかりと反発しているのを感じ、衝撃吸収が実感できる!
- 特にかかとの衝撃、内側の黄色の部分が良い仕事をする!
- ジェルインソールは変形しにくい!
- スポーツなど短時間の利用以外にも、体格の大きい方(ウェイトのある方)や膝の悪い方にもおすすめできる!
- 汚れたら洗うことが出来る!
悪い点
- 蒸れる、通気性が非常に悪くなり、靴内の環境が悪くなる。
- 変形しにくいこともあり、圧迫感が増す。(サイズぴったりの靴では足が入らなくなるかも)
- 靴や靴の中敷きがオイル等の影響を受けるリスクがある。
- 雨の日、靴の中が濡れ始めたらゴムの感触が気持ち悪そう。(未体験)
ジェルインソールの総評
私個人としては、日常使用するという点に焦点を当てると、この製品は“なし”と判断しました。
日常、私が追加のインソールを入れる目的の順は以下の通りです。
- 靴内の衛生環境(臭い)を良くしたい。
- 蒸れやカビを防止したい。
- 足の疲労を減らしたい(衝撃吸収したい)。
ジェルインソールは、衝撃吸収の面ではEVAカップインソールを抜いて最高のポテンシャルを持っていると思います。しかし、通気性は確実に落ち、ジェルと中敷きの接地面は湿気をため込むように思えました。
通気性の良いインソールを使っても、それでも蒸れてしまう靴は蒸れてしまうんです。ノーズの長い靴のつま先には埃がたまるのですが、湿っているのでわかります。この劣悪な環境が雑菌の繁殖を加速させ負のループを生み出すわけです。
しばらく使ってみたものの、EVAカップインソールに戻ることにしましたが、ジェルインソール自体の衝撃吸収による疲労感が減ることはとても魅力的ですので蒸れよりも衝撃を吸収したい人にはおすすめです!!
結論(あとがき)
改めて結論
さて、冒頭でも簡単に結論を述べましたが、以上のことから私は以下のような結論となりました。
特定の方ならば“あり”ではないでしょうか!?
⇒製品の謳い文句通り、スポーツで短時間使用する方
⇒スポーツ以外にも、体格の大きい方(ウェイトのある方)
⇒膝の悪い方
⇒かかとを強く打つ歩き方の方
⇒蒸れよりも衝撃を吸収したい
今回のことから、個人的にはジェルインソールに300円支払うよりも、EVAカップインソール100円を三枚買って使い捨てるほうがありかなーと思いました。
EVA樹脂も耐久性は高くても消耗品です。ダイソーに限らず、アマゾンでまとめ買いするのもありですね。
ハイブリットインソール
「今日は歩くぞー」って日には、ジェルインソールとEVAカップインソールのハイブリットで使ってみています。やっぱりジェルインソールの衝撃吸収はそれだけの魅力があります。
2枚重ねなのに意外と窮屈な感じもなく使えてしまっているんですよ!また、EVAカップインソールがハチの巣構造なので、雨の日も靴が湿ってもジェル特有のぎゅるぎゅる感なく使えています。
ハイブリットの感想が出てきたらまた追記しますね♪
やはり蒸れが気持ち悪いのと、かかとが上がって靴擦れが出始めて辞めました。最終的にEVA樹脂のハチの巣構造に戻りました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼EVAカップインソールが気になった方は以下の記事もご参考にしてください。